「道は開ける」
第九章 避けられない運命には調子を合わせよう
《ものごとをあるがままの姿で受け入れよ。起こった事を受け入れることが不幸な結果を克服する第一歩である》

私たちが避けようのないものに文句をつけ、反抗してみたところで、避けようのないもの自体を変えることはできない。だが、自分自身を変えることはできるだろう。

私は2008年に「義足のランナー」島袋勉さんの講演会に参加したことがある。

島袋さんは、2001年千葉県にて踏切り事故により両下腿切断。高次脳機能障害(記憶障害)を負う。

しかし、2004年12月義足でホノルルマラソン(42.195キロ)に挑戦完走。
その後も「あきらめない習慣」を身につけるため、マラソン、登山を続けているという素晴らしい人。

講演会で聞いた話の中で、印象的だったこと。

自分の中で現状を受け入れるために3つの決意をした。
1.ないものねだりをしない「足があれば・・・・・・」ということを言わない。
2.いい訳をしない。
3.隠さない(足と脳の障害)


今、自分にできることをやる。
記憶障害があるため、行動したことなどを忘れてしまうので、カードにメモを取り、貼り付ける工夫をする。

人間の脳は3%しか使われていないことを知り、残りの97%を発達させるためには、五感を使うことが必要だということがわかった。

そのため、赤ちゃんのマネをする。手に取ったモノを、なめる、においを嗅ぐ、ハイハイなど。

弱いところを補う方法を考える。
自分には「運」がある。

悩みの習慣に屈する前にそれを絶ち切るには、第四の鉄則がある。

避けられない運命には調子を合わせよう。




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