「わたしはどんなに時間がかかっても、ぜひ一般のフルマラソンに挑戦したかったのだ。速く走るためではなく、あきらめないために・・・・・・」
島袋勉 プロフィールranking
島袋 勉 しまぶくろ つとむ
1963年 沖縄県那覇市生まれ
1983年 20歳で会社創業。新システム開発により成長。
2001年 アメリカのIT事業視察の帰り、千葉県にて踏切り事故により両下腿切断。高次脳機能障害(記憶障害)を負う。
2002年 事故より20ヶ月間入院。会社の危機のため急遽退院。
2003年 社会復帰。同時に再び社長に就任。会社再建に立ち向かう。
2004年 11月両足義足でトリムマラソン3キロに初挑戦。
2004年 12月(42.195キロ)ホノルルマラソンに挑戦完走。
2005年 バンクーバー・ゴールドコースト・NYシティマラソン等海外のマラソンや各地の国内マラソンに出場しいずれも完走。
2006年 1月アルゼンチン、アコンカグア登山挑戦。
2007年 8月富士山登頂。
現在も「あきらめない習慣」を身に着けるためマラソンそして登山を続けている。
株式会社ラシーマの会社経営の責任を果たしつつ社会貢献活動として、要請がある機関・学校には『講演講師』として出向いている。
著書に「義足のランナー」(文芸社)がある。
第29回(2006年度)「琉球新報社会活動賞」受賞。
第20回(2007年度)「ランナーズ賞」受賞。ranking
印象的だった話を紹介します。
自分の中で現状を受け入れるために3つの決意をした。
1.ないものねだりをしない「足があれば・・・・・・」ということを言わない。
2.いい訳をしない。
3.隠さない(足と脳の障害)
今、自分にできることをやる。ranking
記憶障害があるため、行動したことなどを忘れてしまうので、カードにメモを取り、貼り付ける工夫をする。
人間の脳は3%しか使われていないことを知り、残りの97%を発達させるためには五感を使うことが必要だということがわかった。
そのため、赤ちゃんのマネをする。
手に取ったモノを、なめる、においを嗅ぐ、ハイハイなど。
弱いところを補う方法を考える。
自分には「運」がある。
最後までやり遂げる。あきらめない習慣をつけるためマラソンを続けている。ranking
すばらしい講演でした。と同時に、自分自身がビニールハウスにいるような気持ちになりました。
人生のストーリー設定を、見直そうと思います。
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