「カマス」という魚をご存知でしょうか?

水槽の中に一ぴきのカマスがいる。
真ん中をガラス板で仕切り、カマスのいる反対側に餌を入れる。

カマスは餌を食べようとするが、真ん中にガラス板があるため、
ぶつかってばかり。 やがてカマスは、諦めて水槽の底へ。

水槽の底で大人しくなったカマスを確認、その後ガラス板を取り除いた。
さて、カマスはどうしたか?


1.餌に飛びついた。
2.そのまま動かない。
3.水槽から飛び出した。



正解は、2.そのまま動かない。

これは心理学の実験で“学習性無力感”というもの。

いやな刺激(結果)を避けようと、いろんなことをやってみても避けることが出来ず、自分が何をしようとしても状況は変わらないということを、学習したために生じる無力感のこと。

学習性無力感の問題点

1.自ら積極的に働きかけなくなる。

2.成功できることでも、諦めてしまう。

3.情緒的混乱。

などの問題が起こるということです。

勤務年数の長いベテラン社員に多いらしい。
会社に何か問題があったとしても、上司、経営者などに、自分が意見したところで何も変わらないと思って動かずじっとしている。

ベテランでも優秀な社員は、危機を感じ辞めていく。
しかし、動かずじっとしている社員は、会社と共に潰れるか、途中で切られるか。

回避する方法は、水槽の中に新しいカマスを入れること(新人社員、外部の協力) ただし、新人社員は育てることが重要。

そうすれば、カマスは餌を食べるようになる!


この話を聞いたとき、昔いた会社を思い出した。
まさに、このまんまの社員が多い。

会社と共に潰れるか、途中で切られるか・・・・・・なるほど!



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