今日は「魔法の言葉」を少し具体的に説明します。

商品を買うとき、お客が欲しいのは商品そのものではなく、
その商品から得られる「自分の未来」という可能性です。

この可能性を充分に描かせることが、プレゼンテーションのコツなんですよね。


「もし・・・・・・」
これは強力な魔法の言葉です。



「もし」「たとえば」「仮に」などの言葉は「仮の話」なので、否定されにくいんです。

そして、未来、可能性につながり、直接的に話されるのに比べ、
自由に想像や発想を広げることができます。

セールスの現場だけでなく、日常会話の中に取り入れると、
コミュニケーションレベルがかなりアップします。


たとえば「もし、宝くじに当たったとしたら何を一番に買う?」という会話で、
「そんなもん当たるわけないやん」と会話を終わらせてしまう人は、かなりのひねくれ者です(^^)

ほとんどの人は「もし、当たったら?う〜ん、そうやな・・・・・・」
と想像して考えると思います。


「もし・・・・・・」は、いろんな場面で使えます。

2年前、私の娘が志望高校を決めるときの会話。

先生「どこの高校を受験するんや?」

娘「○○高校受けたい」

先生「そんなの無理に決まってるやろ!」

娘「はぁ・・・・・・」

人は否定されると、心を閉ざし、やる気をなくし、できそうなことしかやらなくなってしまいます。

家でこの話を聞いた時、学校の先生には、
もっとコミュニケーションレベルを上げてほしいと思いました。

そして家で、

私「もし、どこの高校でもいけるとしたら、どこの高校受験したい?」

娘「え〜どこでもいける・・・・・・」
「○○高校かな、あっ○○高校も制服可愛いし、いいな・・・・・・」

私「もしかしたら、いけるかもわからんで!」
「父さんも中3の夏までいける高校ないって言われたけど、私立も公立も両方受かったし」

娘「ほんま?頑張ったら○○高校いけるかな?」

このように、自ら未来の可能性につながっていくんです。



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